墓石建立の開眼供養とは?

合掌

お墓を建てる上で知っておくべき事はいろいろありますが、その中の一つ『開眼供養』を説明していきます。

開眼供養(かいげんくよう)とは、お墓をはじめ、仏壇、位牌などを新しくする際にお坊さんに読経をしてもらう仏教ならではの儀式です。
開眼供養を行って初めて、お墓や仏壇などに霊験が宿るとされています。
お墓にご先祖様が眠っておらず、生前に自身が入るお墓を建てた際も、開眼供養が必要になります。

よくあるのが四十九日法要など法要に合わせて開眼供養をするパターンです。
開眼供養のためにわざわざお坊さんをお招きしなくても、法要の際にお願いすれば1回で済むからです。
ただ、法要と同時に行う場合でも、お布施は別に用意するのが一般的です。
同じ袋にお布施を入れても良いし、別々の袋に入れても良いとされています。

法要などとは全く関係なく、開眼供養を行う場合の服装はどうしたら良いの?との疑問があると思います。
確かにお墓や仏壇を新しく購入したために行うものだから、普段着で良いのかと考えてしまうかもしれません。
しかし開眼法要はあくまで厳粛な儀式ですから、カジュアルな普段着では少々非常識となってしまいます。
基本的には黒の略葬服を着用すると言うことを覚えておきましょう。

開眼供養に必要なもの

お布施

お坊さんにお渡しするお礼です。

石材店へ支払うお金

納骨代の他、香炉や花立、燭台といった仏具のレンタル料など

お供え物

1.海のもの・・・ワカメやこんぶ
2.里のもの・・・大根、ニンジン、なすび、ピーマンなど
3.山のもの・・・しいたけ、さつまいもなど
4.その他・・・季節の果物、お菓子(和菓子など)、赤飯、白餅、米少々、塩少々、酒など

開眼供養に必要なものを詳しく知りたい場合は、読経をお願いするお寺に前もって聞いておくと良いでしょう。