最近何かと耳にする『終活』を始める適齢期は65歳だと言われています。
この世に誕生してからこれまでの生き方は自分自身で決めることができましたが、逝き方までは選ぶことができません。
最後まで自分らしく・・・そう願うのは皆さん同じです。
ただ忘れてはいけないのがこれまでの人生を共にした家族の存在です。
奥様、旦那様、子供たち、孫たちなど大切な家族に迷惑を掛けてしまうことは一番避けたいことではないでしょうか。
終活とは、人生の終わりを良いものにするために生前に準備を行うことです。
残された家族に迷惑をかけないよう、そして自分自身が安心して余生を過ごすことができるように準備しておきましょう。
先祖代々のお墓に入ると夫婦で決めているのであれば問題ありませんが、
新しくお墓を建てたいと考えているのであればお墓を建てておくと残された家族に迷惑をかけることがありません。
最近では生前に財産分与をしてしまう方が増えています。
それも終活の1つであり、余生を安心して過ごすための知恵だと言えるでしょう。
葬儀場に毎月積み立てしておくことで、自身が亡くなった際にそこでお葬式を行うことができます。
また、お葬式の形態、どのようなお葬式にして欲しいかを家族に伝えておくことが大切です。
必要ない物、必要な物を分けて片付けておくと良いでしょう。
遺品整理は残された家族の悲しみを大きくしてしまう事もあるため、出来る限り自分でやっておくと良いと思います。
エンディングノートとは『最後の覚え書き』のことです。
自分のこれまでの人生の記録や残された家族に伝えたいことなどを記しておくものです。
相続、保険、お墓、お葬式の事などを事前に考えて準備しておけば、自分が居なくなった時の不安が解消され、
残りの人生を穏やかに、そしていきいきと過ごせるのではないでしょうか。
終活は自分一人でと考えず、家族みんなに協力してもらいながら進めるとより良いと思います。