お墓と一言で言っても、さまざまな形式があるのをご存知でしょうか。
お墓と言えば、一般的にお寺や霊園などを想像すると思います。
確かに、それが昔からのスタイルですから、一番にそれを想像するのは分かります。
しかし、時代とともに、お墓の形式も徐々に変わってきました。
一般的なお墓は「一般墓所」と呼ばれています。
日本に一番多く、伝統的な形式です。
「墓所=一般墓所」が当たり前でしたが、時代とともに新しいスタイルの墓所が誕生したことにより、一般墓所と呼ばれるようになりました。
そして、最近増えてきたのが広い芝生が敷き詰められた墓地に日本伝統のスタイルではなく洋風なお墓が建ち並ぶ「芝生墓所」です。
一般墓所の敷地は、砂利や土、石などが敷き詰められていることが多く、どこか暗い雰囲気がありますが、
芝生が敷き詰められている芝生墓所は緑色に包まれているため、どこか明るい雰囲気を感じます。
郊外など田園風景が広がる地に作られることが多いため、開放感があるのが特徴です。
また、一般墓所によく見られる背の高い墓石が少ないことから、墓所内を見渡せるのも特徴だと思います。
これまでのお墓のイメージを大きく変えたと言っても過言ではない芝生墓所は、今とても人気となっている墓所だと言えるのではないでしょか。
そして広い土地が少ない都会を中心に増えてきたのが「ロッカー式納骨堂」です。
お墓を建てたいけれど、都会の墓所は高いし、お墓を建てても中々お墓参りに行くことができない、そんな方に選ばれています。
ロッカー式納骨堂は、骨壷をコインロッカー式の棚に納骨します。
一つの棚に複数の骨壷を収めることが可能なため家族での利用も可能です。
都会では当たり前になってきていますが、地方ではまだ馴染みのないロッカー式納骨堂。
少子化の時代となってきている現代であるため、徐々に地方にも浸透して行くのかもしれません。
このように、お墓にはさまざまな形式がありますが、どれを選択するかはお墓を建てる方次第と言えるでしょう。