両家墓 は2つ以上の家のお墓を1つまとめたお墓のことです。1つの区画に複数のお墓を建てたり、1つのお墓に複数の遺骨を埋葬します。
複数の家のご遺骨を埋葬する両家墓の墓石デザインは様々ですが、6つの事例をご紹介します。
竿石に両家の名前を彫ります。一般的によく見られる両家墓の在り方です。
↓花立に両家の名前を彫る方法です。こちらもよく見られる方法です。
外柵に名前を彫るパターンです。大きめで左右対称の外柵があるお墓の場合に用いられます。どっしりとした格式高い印象となります。
↓舞台の部分に両家の名前を彫ります。舞台が大きい場合は思いを込めたお好きな文字を入れるのもおすすめです。
↓納骨室を2つに別ける両家墓専用のデザイン墓石を採用するのも1つの方法です。
そもそも両家の名前を彫らず、メッセージだけを彫る方もいます。今後夫婦別姓が法的にも認められる可能性もありますし、個を尊重する昨今の風潮にも最も馴染む両家墓の在り方となるかもしれません。
両家の墓を別々に用意するよりも、両家が同じ墓を共有することでコストを大幅に削減できます。
夫婦両家が同じ墓に埋葬されることで、両家の関係をより深めることができます。
両家が同じ墓を共有することで、スペースを節約できます。墓地の抽選も倍率が高い場合があり、なかなか当たらないことがあります。両家墓なら当選確率も単純に2倍となり有利です。
管理やメンテナンスが一箇所で行えるため、管理がしやすいです。何かと負担になる草取りなども半分の労力で済みます。
少子化により跡継ぎがいなくなり、誰もお墓を管理しない無縁墓となるケースが問題となっていますが、両家墓ならそうした問題も起こりにくいと言えます。
両家墓は両家の遺族が同じ墓を共有するため、管理やメンテナンスの問題で遺族間でトラブルが発生することがあります。また、墓地選びにも制約が発生します。片方の家からの距離があまりに離れすぎていては不満が出る可能性もあるためです。宗教上、同じお墓を共有できない可能性もあります。先祖代々の墓地を守るということができなくなる可能性があります。
実際、墓地の共有を禁じている宗教は多くありませんし、先祖代々の墓地を守りたいという方は両家墓を選択されないと思いますので、両家間での管理ルールをきちんと決めておけば、デメリットはそれほど多くは無いでしょう。
両家墓は様々な方が入るお墓となりますので、一般的なお墓よりは少し珍しい形、ご両家のみなさまがおおっ!と言われるようなデザイン墓を選ばれる傾向があります。もちろん伝統の和墓でも問題ありません。いずれにしましても、永くお参りしたくなるようなお墓を、ご納得いかれるまで検討されることが大切です。
石屋千鳥では300種類以上のデザイン墓石を取り扱っています。デザイン変更も自由でしかも無料。両家墓にふさわしいデザインがきっと見つかります。ぜひ墓石カタログ請求や、墓石カタログサイトを御覧ください。しつこい営業は一切いたしておりませんので、お見積りのご依頼もお気軽にどうぞ。