なぜお寺によって墓石石材店指定というものがあるのか?

お墓を新しくするにあたり、既に先祖のお墓が建っているお寺に相談すると思います。そこではじめてお寺指定の石材店があることを知ったという方も多いでしょう。

でも一体なぜお寺によって石材店指定というものがあるのか不思議ではありませんか?そしてお寺だけでなく、民間霊園の多くに石材店指定がありますよね。しかも、ただ単に指定されるというものではなく、「石材店指定制度」と言うように制度が設けられているのです。国が定めたものではありませんので、正式には制度ではなくルールなのですが、なぜこういったルールが出来たのでしょうか。

石材店指定制度を設けた理由は、単に霊園の利益を重視したものではなく利用者のためを想ってのこと。信頼できる石材店でお墓を建てなければ、お墓を何十年も維持して行くのが難しいと考えたからです。しっかりと責任を持ってメンテナンスしてくれる石材店なら安心ですよね。それに、お墓に何か問題があった際に連絡がつかない石材店では困ります。そういったことを踏まえ、お寺によって石材店指定があるのです。

また、霊園にはそれぞれお墓の大きさや高さなどに規定がある場合があります。利用者がそれぞれ別の石材店に依頼することでバラバラになってしまっては困ります。皆さんも自分の家の庭に知らない業者が入ることがあれば不安に思うはずです。

ただ、利用者側は「石材店くらい自分達で選びたい」と思うのが当然です。デザインくらいは好きにさせてほしい、できるだけ大きなお墓を建てたいなどの希望がある場合は、お寺側に相談してみると良いでしょう。民間霊園でも大抵の場合、石材店指定制度が設けられています。民間霊園を希望する場合は、一度霊園に足を運び、どのようなお墓が建っているかを確認してから決定すると良いと思います。皆それぞれデザイン性のあるお墓が建っている場合は、石材店指定制度があったとしてもある程度好きなデザインのお墓を建てることができるからです。

当「石屋千鳥」においても、栃木県日光東照宮霊園千葉県我孫子霊園の運営に関わっております。もちろん石材店は当店をご利用頂くことにはなってしまいますが、お客様のご希望に叶うお墓の建立に力を注いでおります。是非一度霊園まで足をお運び頂き、その様をご覧頂ければと思います。