お墓は故人の遺骨を埋葬するとても神聖なものです。
そんなお墓の数え方をご存知でしょうか。
基本的に物を数える際は「一つ」「二つ」や「一個」「二個」と数えるのですが、お墓はそれに該当しません。
お墓は『一基(いっき)』『二基(にき)』と数えるのが一般的です。
ちなみに、まだお墓になっていない墓石や古墳なども『基』を使用します。
お墓にまつわる単位は『基』だけではありません。
他にも幾つかありますので紹介したいと思います。
墓地はただ単に広い空き地になっているのではなく、きちんと区画に分かれています。
区画はそれぞれ広さに違いがあります。
それはそこにお墓を建てる方の希望によって広さが選べるようになっているからです。
墓地区画の単位を『聖地』と言います。
1聖地=0.81㎡と決まっており、2聖地(1.62㎡)が畳1畳分の広さと同じだと言われています。
石材はそれぞれ大きさが異なります。
そんな石材の1立方尺の容積の単位を『切(さい)』と言います。
一尺×一尺×一尺の立方体の単位であり、他にも『才(さい)』と表現される事もあります。
また、お墓の寸法を指す単位が『尺』です。
一尺当たり約30.303cmとされています。
尺と同じようにお墓の寸法を表しているのが『寸』です。
墓地の使用単位を『区画』と言います。
墓地や霊園は幾つもの区画に分かれており、その一つを指す際に『区画』と表現されます。
墓地でなくても、家を建てるにあたり分譲地を購入する際にも区画と表現されています。
お墓にまつわる単位の中で最も馴染みのある単位と言えるでしょう。
このように、お墓にまるわる単位はあまり日常的に使用しないものです。
あまり馴染みがないため、知らなかったという方はたくさんいらっしゃると思います。
しかし、社会人としてそして日本人として知っていて損はありません。
今後お墓を建てる際に必要になる単位だと思いますから覚えておくことをおすすめします。