お隣中国や韓国のお墓はどんなお墓?

中国 韓国 お墓

日本と良く比較されるアジア圏の国が中国と韓国です。

元々仏教は中国から伝わったものと言われていますが、他にもイスラム教、キリスト教、道教など多宗教が共存する国として知られています。
ただ、現在中国人の90%以上の方が無宗教だとも言われています。
そんな中国のお墓は一体どのようになっているのか気になります。

中国のお墓

中国は日本とは比べ物にならないほど国土面積が広く、人口も非常に多いのは誰もがご存知の事と思います。
そんな広大な中国だからこそ、地域によってお墓に違いがあるのでしょう。
ただ、人口に対し、中国にはお墓が少ないと言われています。
その理由を幾つか挙げることができます。
中国の都会ではお墓を作ることを禁止されており、その代わりに遺骨を預けることのできる場所があるのだそうです。
また、農村部ではお墓と呼べるようなものでない、とても簡単なお墓が作られていると言います。
中国では初婚の相手としか同じお墓に入れない決まりとなっているため、再婚であった場合は夫婦別々のお墓に入ることになっています。
そんな中国のお墓は亀の甲羅をイメージしたものが多いそうです。
亀は縁起の良い生き物とされているためです。
他には、亡くなられた方の顔写真をプレートに貼り付けたお墓もあります。
このことから、日本のお墓とはまた少し違うと言えるのではないでしょうか。

韓国のお墓

韓国は現在仏教とキリスト教がメインとなっています。

韓国は少し前まで土葬が一般的でした。
土葬して墓標を建てることでお墓としていたようです。
しかし、2000年に法律が改正されて土葬が禁止され、日本同様火葬が普及しています。
ただ、それまで土葬が当たり前でしたので、墓地へ行くとまんじゅう形に土が盛られているお墓がほとんどです。
盛られた土に芝生が生えてちょっとした丘のようになっているのが韓国のお墓の特徴です。
比較的新しいお墓は広い芝生墓地に石材で作られた背の低いタイプのものとなっています。
日本のようにいろいろなお墓が建っているのではなく、みな同じ形をしたものが並んでいます。

日本、中国、韓国は同じアジア圏の国ですが、お墓一つとっても全く違う文化だと言えるでしょう。