庵治石(あじいし)は岡山みかげ、真壁石と並ぶ日本三大花崗岩の一つとして知られています。花崗岩のダイヤとも呼ばれるほど世界的に高く評価されています。
地肌がきめ細かであるため、風化に強く、磨くほどに艶を増してゆくため、ダイヤと評されるようになったのでしょう。庵治石の産地は香川県高松市の東に隣接する牟礼町と庵治町で産出されています。1つひとつの結晶がとても小さく緻密であるため、他の花崗岩とは比べ物にならないほど細かい細工を施すことが可能となっています。どんなに細かな細工を施しても、文字や模様がいつまでも崩れることがないため、墓石に加工するのに最適なのです。そんな庵治石の歴史はとても古いものであり、1339年の八幡宮の宝殿、弊殿、拝殿の再建にも使用された事が分かっています。明確にはされていませんが、おそらく庵治石は平安時代後期から採石されていたのではないかと専門家により推測されているのです。1000年以上もの歴史ある石・・・それが庵治石なのだと言えるでしょう。
・細目(こまめ)
・中目(ちゅうめ)
庵治石の種類は細目と中目の2つに分類されてきましたが、最近になって中間的な立場である中細目も扱われるようになりました。細目は『斑』と呼ばれる石目模様が有名であり、その独特な模様から見ただけで細目だと分かるほど知られています。中目は細めよりも白っぽい色合いが特徴的です。細目・中目にもたくさんの種類があり、その中でも石目の細かさや班の浮き方に上品さがありバランスの取れた細目が最高級品と言われています。
庵治石で作られたお墓は、8寸角和型(一般的な墓石サイズ)で150万円~500万円です。かなり値幅があるのですが、それは庵治石の種類によって違いがあるためです。最高級品と言われている種類のものは500万円ほどの値が付いていますが、そうでないものなら比較的安価な価格でお墓を建てることができるため人気となっています。
石屋千鳥は、庵治石を始めとした国産石材の安さには自信があります。ぜひお気軽に御見積をご依頼ください。