各宗派の開祖とその信念

日本においての仏教にはさまざまな宗派があるのをご存知でしょうか。

一言で「仏教」とは言っても、それぞれ開祖が違うし宗派にも違いがあります。 そこで、今回は、日本を代表する仏教の宗派の開祖とその信念について詳しく説明して行きます。

天台宗

宗祖:最澄

あの有名な延暦寺を総本山としている宗派が天台宗です。
804年に唐に留学して天台宗を学び、日本にその教えを広めました。 京都比叡山に延暦寺が建てられたのは、最澄が亡くなってからですが、優秀な弟子たちにより天台宗が広められて行きました。 諸仏諸尊全て本仏との考えにより、釈迦如来をはじめ、観音菩薩、薬師如来など本尊はさまざまなのですが、一番多いと言われているのが阿弥陀如来です。 法華経(南無阿弥陀仏)を基本経典としているのですが、大日経、阿弥陀経なども経典とされています。

真言宗

宗祖:空海

真言宗は真言密教とも呼ばれている空海が開いた宗派です。
『即身成仏』の教えを信念としており、密教の修行をすることで誰でも仏になれるとの教えがあります。 高野山に金剛峰寺を設立して真言宗が開かれました。 本尊は大日如来であり、大日経ち金剛頂経を経典としています(南無大師遍照金剛)

浄土宗

宗祖:法然上人

浄土宗は日本で初めて民衆の間で広まった宗教と言われています。
法然上人が開いたものであり、『南無阿弥陀仏』を唱えることで、人々は救われるとの信念があります。 中国の善導大師の教えに触れた法然上人が浄土宗を開いたのですが、浄土宗を開いてからさまざまな困難があったようです。 阿弥陀如来を本尊とし、阿弥陀経や無量寿経、観無量寿経を経典としています(南無阿弥陀仏)

浄土真宗

宗祖:見真大師親鸞聖人

現在巨大な教団として有名になっている浄土真宗を開いたのが見真大師親鸞聖人です。
『南無阿弥陀仏』と唱えることで必ず極楽浄土へ行くことが約束されるという信念を持っています。 阿弥陀如来を本尊としている事や阿弥陀経や無量寿経、観無量寿経を経典としている事は浄土宗と同じです。

日蓮宗

宗祖:日蓮聖人

身延山に建てられた九遠寺が総本山です。
本尊に向かい『南無妙法連華経』を唱えることで悟りがおのずと得られることを信念としています。 曼荼羅を本尊、法華経を経典としています(南無妙法蓮華経)

臨済宗

宗祖:臨済義玄
開祖:明庵栄西

人として生まれながらに持っている尊厳で純粋な人間性を自ら悟ることで、仏と同等の人間の尊さを把握できるという信念があります。 釈迦如来を本尊としています。 決まった経典はありませんが、南無釈迦牟尼仏と唱えられています。

曹洞宗

宗祖:太祖・常済大師瑩山
高祖:承陽大師道元禅師

修行の基本を座禅としています。
座禅を通して心を養い、日常生活を生きて行くことを信念としています。 釈迦如来を本尊としています。 法華経をはじめ、金剛経、般若心経などを経典として用います(南無釈迦牟尼仏)