各地域でお墓の納骨の仕方はどう違う?

納骨は、四十九日法要の際に行うのが通常となっていますが、百箇日、一周忌に行われることもあります。
絶対に一周忌までに納骨をしなくてはならないわけではなく、三回忌までに済ませるのが仏教式では決まりとなっています。

納骨の方法は大きく3つに分けることができます。

①墓に納骨する

最も一般的な方法であり、全国的に一番多い納骨方法です。

②納骨堂に納骨する

お付き合いのあるお寺の納骨堂を利用するか、最近増えてきた企業運営の納骨堂を利用するかどちらかになります。
お墓が出来上がるまで一時的に納骨しておく場合と、永久的にそこに納骨する永年納骨を選ぶことが可能です。

③散骨する

納骨とは少々違いますが、散骨も納骨の一種と考えられています。
故人の意思を尊重し、海や山などに散骨するケースが多いようです。

また、お墓の納骨する場合、地域によって色々と方法に違いがあるようです。
京都では、納骨する際に遺骨を木綿の袋に移し、遺骨が土に還るようにすると言われています。
そのため京都のお墓は、お墓自体の構造が少々違っているようです。
別の地域では、骨壷を用いず、箱などに入れて納骨するケースもあるようです。

納骨式の準備の手順

日程と納骨場所を決定する

まずは、納骨日と納骨場所を決定します。
家族みんなで話し合って決定するようにしましょう。

②埋葬許可証を用意する

納骨する場合に必要なのが『埋葬許可証』です。
市町村役場にて受け取ることができますが、死亡届けと引き換えになることを覚えておきましょう。

③寺院や墓地に連絡する

寺院や墓地に納骨の予約をしなくてはなりません。
納骨式にはお坊さんにお経をあげて頂かなくてはならないため、早めに予約しておくことをオススメします。

④身内への連絡をする

納骨式は身内だけで行うのが一般的です。

⑤お料理や食事場所の手配をする

納骨式の多くは四十九日法要と同時に行われます。
四十九日法要と同時に行う場合は、法要後に食事をする場所やお料理の手配を行わなくてはなりません。