お墓を建てるときは、地鎮祭やお祓いをするの?

お祓い

「地鎮祭(じちんさい)」とは、家や建物を新たに建てる際に、工事の安全や家の繁栄を祈るために行われる儀式のこと。
その際には、神主さんをお招きし、お供え物をして行われるのですが、お墓を建てるときも地鎮祭やお祓いをしなくてはならないのでしょうか。
お墓を建てる際に、地鎮祭やお祓いをすると言う話を耳にした事がある人は少ないと思います。
ただ、地域によってはお墓を建てる際に、きちんと地鎮祭を行うところもあります。

地鎮祭やお祓いをするケースで多いのが宗派を重んじる場合です。
現在、天台宗、真言宗、浄土宗、日蓮宗など日本にはさまざまな宗派があります。
その中でも日蓮宗は宗派を重んじる場合が多いと言われています。
一般的な霊園や無宗派の場合はほとんどと言って良いほど行われませんが、宗派を重んじる寺院墓地では行われる事も多いはずです。

お墓はご先祖様が眠る特別な場所です。
そのため、家や建物を建てる際の地鎮祭とはまた違いますが「小屋入り」と言う儀式が行われることが多いです。
お墓の工事に入る前に、塩や米、酒などをその土地(墓地)の神にお供えし、工事中に施主や家族に病気が怪我がないように祈願します。
お坊さんをお招きすることは少なく、工事業者が儀式を執り行うのが一般的です。

お坊さんに読経をしてもらうのは、お墓ができた際に行われる開眼法要です。
新しく建てたお墓に魂を入れるため行われる儀式であり、これはどの地域でも行われています。
当社、石屋千鳥でも、お墓のご依頼があった場合、お施主様に希望に合わせて小屋入りをさせて頂いております。
お供え物もご用意致しますので、安心してご依頼頂ければと思います。

代々お墓を建てる際に地鎮祭やお祓いを行ってきたというのであれば、ご先祖様を尊重して行うべきだと思います。
ただ、今まで一度もやった事がないというのであれば、必要ないのかもしれません。
要は地鎮祭やお祓いをするのはお施主様の気持ちの問題です。
どうしても心配なようでしたら、お墓を依頼した業者にお願いすると良いと思います。