銘石シリーズ 天山石(国産)

国産墓石にはさまざまなものがありますが、その中の一つ『天山石』は佐賀県で採掘されている非常に質の高い石材です。

国産石材の中でも吸水率が低く、素材の硬さを誇っているため、専門家からも人気が高いことで知られています。 通常、墓石を含めた石材は雨が降ると変化が見られるのですが、天山石はその変化がほとんど見られません。

そんな天山石にも大島石同様、非常に古い歴史があります。 1608年に築城された唐津城の石垣に使われていることをはじめ、地元佐賀県では江戸時代初期から天山石の加工・製造販売が行われてきました。 ただ、本格的に採掘されるようになったのは、ごく最近の昭和40年代からです。 青みが強く透明度の高いこと、そして非常に硬いため耐久性に優れていることが、日本屈指の銘石と言われる理由です。

大島石と天山石は色目が似ていることから、どちらを購入するか迷う方が多いようです。 天山石は主に九州地方で人気の墓石なのですが、最近では四国や関西、東海地方でも使われています。 墓石として理想的な天山石ですが、近年佐賀源の天山山付近で別の石が採掘されています。

それらは採掘したものを中国へ輸出し、中国の加工工事で墓石へと加工する業者が増えています。 確かに同系列の山で採掘された石ですから質が良いのですが、国内加工の天山石には劣ります。 「七山みかげ」「富士みかげ」「椿石」がそれに該当するのですが、業者の中にはわざわざそこに天山石と名前をつけて販売しているところもあります。 上記3種の墓石は天山石と比べると価格が安いため、それを選ぶ方も少なくありません。 いくら中国で加工されたからと言っても、日本国内で採掘されたものだから問題ないのではと思う方も多いかもしれません。 しかし、実は石材は加工技術も質に大きく関わってくるのです。 素材自体が高品質でも、低い加工技術で加工されてしまうとその質が落ちてしまうと言われています。 おすすめはやはり国内工場で加工された天山石です。 大切なご先祖様を祀るお墓ですから、後悔しないものをお選びいただきたいと思います。