宗派によるお墓のお供え物の違い

日本人の大半が仏教徒として知られていますが、仏教はインドで誕生した宗教です。 6世紀中頃に日本に伝わったのですが、当時はそれほど広まっていなかったようです。

日本全土に仏教が広まったのは聖徳太子が摂政になってからだと言われているのは、奈良県にある日本を代表する寺院「法隆寺」を建立した事が大きく影響したためです。 その後次々と全国に寺院が建立されたのです。 平安時代になると最澄と空海という日本の歴史に欠かすことのできない医大な仏教者が現れ、それぞれ天台宗、真言宗を誕生させました。 そして鎌倉時代になると親鸞聖人や日蓮聖人をはじめとした数多くの宗祖が現れたことにより、幾つもの宗派が誕生しました。 同じ仏教ながら、現在日本にさまざまな宗派があるのはこういった歴史を辿ることで納得できると思います。

~代表的な宗派~

天台宗 宗祖:最澄

延暦寺を総本山とするのが天台宗です。
本尊:阿弥陀如来 釈迦如来 薬師如来 観音菩薩など
経典:法華経 阿弥陀経 大日経 梵網菩薩戒経

真言宗 宗祖:空海

本尊:大日如来
経典:大日経 金剛頂経

浄土宗 宗祖:法然上人

本尊:阿弥陀如来
経典:観無量寿経 無量寿経 阿弥陀経

浄土真宗 宗祖:親鸞

本尊:阿弥陀如来
経典:観無量寿経 無量寿経 阿弥陀経

臨済宗 宗祖:中国から来た僧

本尊:釈迦如来
経典:定めていないが金剛般若経、観音経、般若心経、大悲呪、座禅和讃などを用いている

曹洞宗 宗祖:高祖・承陽大師道元

本尊:釈迦如来
経典:法華経 金剛経 般若心経など

日蓮宗 宗祖:日蓮聖人

本尊:曼荼羅
経典:法華経

お墓へのお供え物ですが、生前の故人の好物やお菓子、季節の果物やお花など宗派によって特別決まったものはありません。 何をお供えすると言うよりも、故人が生前好きだったものを心を込めてお供えすることが一番大切です。 ただ、どのような物をお供えしたら良いか迷った場合は、お寺に確認する事をお勧めします。 お供えした食べ物は、必ず持ち帰る事を忘れてはいけません。これは宗派関係なくマナーとして覚えておきましょう。